液体パパ

悲しんでいる人には更なる悲しみを、怒っている人には更なる怒りを与えるイラストを得意とするパパが子育てネタを中心にわりと変な記事を公開します。



正しい三枚のお札のストーリー

三枚のお札って知ってる?とキクさんに言われまして。
急に何?
急に妻にそんな質問される事あるんだ?
人生って奥深い。

しかし誰だと思っているんだと。
三枚のお札は幼少期に最も読み込んだ昔話。
目を離した隙にすぐ三枚のお札読んでいる事で有名なガキだったんだから。

話を聞けば小学生の長男が国語の授業でやっていて、それで急にそんな話がキクさんの口から出て来たんだけど、どうも僕の知っている三枚のお札と微妙に内容が違うみたいで。

っていうかね、僕って幼少期から三枚のお札をキメにキメてるジャンキーでしょ。
完全にそっち側の人間である立場からしてね、ちょっと許せないレベルの改変、改悪だった訳で。
ここに正してやろうと思ったわけです。

ただその前にだ。
三枚のお札業界人だけども、一応ウィキペディアで確認してみた所、地方によって内容が微妙に違うそうじゃないですか。

あーそうなんすね…。
三枚のお札ってそういう絆創膏の呼び方みたいなとこあるんすね…。

三枚のお札側のつもりだったけどそこは撤回しますわ。

ただそれでも僕が読み込んだあの三枚のお札が正しいに決まっているので、長男がやっているものと比較してやろうじゃないですか。

なんか全国にはもっと色々あるとかウィキは言うけど、そういうの知らないから。
全くそういうの感じないから。
不感の極み。
さよなら。
頂上決戦ここでやっちゃうから。

まず僕の三枚のお札のストーリーを説明すると、和尚から護身用のお札を持たされて小僧が山に栗拾いに行き、その途中で優しい謎の婆さんが栗をめっちゃ食わせてくれて腹いっぱいで寝る。
だけど起きたら婆さんはヤマンバで包丁砥いでる真っ最中だと。
逃げるのを悟られたヤマンバにロープで縛られるんだけど、その状態で一旦トイレへ。
柱にロープを括り付けてお札に宜しく頼んで自分は逃げる。

待ち切れないヤマンバがロープを引っ張ると柱が吹っ飛んできて小僧逃げやがったなーと激おこ。

ボルト並の速さで追いつくが、小僧は2枚目のお札で自分とヤマンバの間に川を出現させる。

ヤマンバはその水を飲み干してまたすぐに追いつく。
小僧は3枚目のお札で山を燃やしヤマンバの行く手を阻む。

ヤマンバはさっき飲んだ水を吐き出して火を消してまたすぐに追いかける。

小僧は囲炉裏で餅を焼く和尚の所になんとか逃げ戻り、隠れる。
ここからはヤマンバと和尚のやり取りで、和尚に煽られ巨大化するヤマンバ。
こんなに大きくなれるとは流石ヤマンバだと。しかし豆のように小さくはなれないだろうとさらに煽る和尚。
のせられ小さくなった所で餅の中にねじ込まれ和尚がもろとも食べてお終い。

これこそが三枚のお札ですよね。
原理主義者も納得のストーリーですよね。

ところがよ、学校の教科書にかかれていた三枚のお札は所々違う。

まず1枚目のお札を使った後、ヤマンバは待ち切れずにロープを引っ張るんだけど、ここで柱が吹っ飛んで来るこの恐ろしい描写が無くなってるの。
トイレが崩れるだけ。

言ってもヤマンバってどうなの?本当は雑魚で結局包丁頼みなんじゃねーの?
って思っていた僕は、柱が吹っ飛んで来るこの怪力でヤバさを痛感する訳ですよ。
ヤマンバの圧倒的なパワー。
パワンバ。

ところがその圧倒的なパワーを披露する場面が端折られてしまったら、読者としてはちょっと足速いだけの雑魚なんじゃねーかと思いながら読み進めることになりますよね。
緊張感が無くなっちゃうから。
小僧は必死に逃げてるけど、こっちはヤマンバは雑魚かも知れないって思いながら読んじゃう。
雑魚疑惑が拭えない。

2枚目の川の水を飲み干す描写も、水の量を減らしてジャブジャブ渡るみたいになってる。
飲み干してないの。
ヤマンバは全部飲み干すよ?
出来る子だから!
中途半端に残してどーすんだよ。
ラスボスは普通水残さねーだろ。
水残すラスボス見たことねー。

さらに問題なのが3枚目よ。
火の山にする筈が、何故か砂の山を出すんだよ。
馬鹿かよ。
その砂の山を乗り越えて追いかけてくるとかに変わってんの。
馬鹿かよ。
水をたらふく飲んだ伏線を回収しろよ!
何飲みだったんだよあれ。
ヤマンバに無駄飲みさせてんじゃないよ。
少し残しやがるし。

ヤマンバは川水飲み干してからの火の山消火でしょうが。
この流れは鉄板だって。
何なんだよ砂の山って。

あと山里の寺に住んでる小僧が何で砂の山知ってんだよ。
砂山のある内陸って何県ですかそこ?
タクラマカン砂漠とか歩いた経験無いと砂山で足止めっていう発想には普通至らねーだろ。
内陸にて砂を知りし者かよ。
小僧修行行き届きすぎだなおい。
知り過ぎし者よ。

最後の和尚とのバトルでもさ、一旦大きくさせるっていう和尚の策が肝であるにも関わらず、最初からいきなり小さくなれって言うからね。
それに乗っかっちゃうヤマンバもヤマンバで、小さくなってそのまま食われちゃうのよ。

ざけんな。
ヤマンバ下方修正にも程がある。

いきなり小さくなれって言ったら意図がバレるだろうがもうろく和尚。
乗っかるヤマンバはもっともうろくだわ。
お前ら人生経験積めよバカ。
お手紙食べちゃう黒ヤギさんと白ヤギさんのやりとりレベルだからな。
人生経験と教養が足りなすぎる。

あとさ、餅を焼いている描写が無くて、小さくなったヤマンバは和尚がそのまま踊り食いすっからね。
和尚正気の沙汰じゃねーから。
餅にねじ込んでから食うからショッキングな描写が少しマシになっているのに、まんま食うとかサイコ過ぎだから。
一番やべーの間違いなく和尚。
あいつが優勝。

人間を食う事に関しては小僧にしか興味ないヤマンバよりも、ヤマンバを生きたまま食える和尚が一番ヤマンバの素質ある。
インパクトでヤマンバ超えちゃってる。
あいつ多分進撃の巨人をグルメアニメだと思いながら観るタイプだわ。
オーマイコンブにも程がある。