みなさんご存じフエラムネ。
口に挟んで息を吹くと音が鳴るコリス株式会社の超傑作菓子の一つ。
遊んで楽しく食べておいしく、さらには値段も60円程度で本当に欠点が無い。
佐藤健かなってくらい。
しかもこのフエラムネ、既に完璧な菓子であるにも関わらず、さらにおもちゃが付属しているというもはや神々への挑戦ともとれる尊き存在。
スーパーのお菓子売り場で「尊い!」「待って無理!」「しんどい!」等と連呼している人がいたらそいつはフエラムネを手にしている筈。
一体どこまで行くのかフエラムネ。
前澤社長よりも先に月に行ってしまうのではないか。
あの丸い形は月への挑戦、否、ひょっとしたら遥か彼方、まだ見ぬ惑星への到達を意味しているのではないでしょうか。
そんなフエラムネの玩具を集めているのだけど、子供らが遊んでちらかした後に絶対に踏んではならない物がいくつか散見されました。
低重力、或いは無重力状態を想定した玩具だから地球の重力下では踏むと痛い設計になっていて、とにかくしんどい訳です。
子供らなんか迂闊でしかないんだから、片づけたーとか言うくせに取りこぼしだらけじゃないですか。
あんなもん迂闊が服着て歩いているんだから。
迂闊迂闊の実を食った迂闊の能力者なんだから。
(語呂が地獄)
でもフエラムネの玩具の中には決して取りこぼしてはならない殆ど凶器みたいなものもある訳です。
注意深く見ていないと足の裏が爆死しますので、その啓蒙も兼ねて、今回は我が家のフエラムネ玩具コレクションの中から特に気を付けたい物を抜粋してランキング形式にしてみました。
ちなみに、当初は肛門に入れたらやばいものランキングにしようと思ったんですが、一応子育てブログを名乗っている以上それはさすがに"攻め"過ぎだろうという事で自重しました。
それではさっそく行ってみましょう。
- 第10位「動物シリーズ」
- 第9位「怪獣シリーズ」
- 第8位「蝶々」
- 第7位「恐竜シリーズ」
- 第6位「指輪」
- 第5位「昆虫シリーズ」
- 第4位「謎スタンプ」
- 第3位「宝石」
- 第2位「コマ」
- 第1位「レジェンダリーデスジュエリー」
第10位「動物シリーズ」
動物シリーズです。
見た目は可愛い動物たちだが、片づけ忘れた際の凶器っぷりは彼らの野生を改めて感じさせる結果になります。
イヌ、ネコ、ワニ?と様々な動物がいますがどれも立っている状態、スタンディングポジションの時にそのマキビシ力を最大限に発揮します。
マキビシ力って何だ。
あとこいつなんだ?
動物カテゴリーに混ぜちゃったけど何だこいつ。
ほんと何だこいつ気持ち悪っ。
第9位「怪獣シリーズ」
フエラムネ玩具には不可解なものが多いのだけど、こちらの怪獣シリーズもその中の一つ。
一体どうやって遊べばいいんだ。
こいつらの特徴とか知らないから、攻撃方法とか完全にオリジナルでやらなきゃいけない。
カネゴンっぽいのはいるけど良く見ると人違いじゃん。
僕もウルトラマンの世代じゃないから正確なカネゴンは良く分かんないけど、ただこれは何か違うって事だけは分かる。
ただこいつは踏んでもそんなに痛くはない。
少しやわらかいのでザコ。
こいつらとか二種類もいる?
訳わかんない怪獣にバリエーション必要なの?
そしてこいつらのマキビシ力も大した事は無い。
偽カネゴン同様に少しやわらかいので積極的に踏んでいきたいザコ。
注意したいのはこの半魚人みてーな奴ら。
手前と奥で少し形が違いますからね。
もうここは開発チームのこだわりなのでしょうから突っ込みません。
半魚人っぽい奴でさえも二種類作った開発チームに脱帽ですわ。
ただこの異様な黄色率の高さは何?
たまたま?
半魚人は黄色で作っとけみたいな暗黙の流れあります?
半魚人の担当者が風水への異様な執着があってこうなっているんでしょうね。
半魚人の担当者って何?
さてこの半魚人のマキビシ力ですが、不安定な奴らが立ったまま床に落ちている事はまず無いと見てよいでしょう。
しかし他の怪獣と違いこいつらは寝ていてもその威力を発揮するように進化しているのです。
頭が丸い方はつま先が、尖っている方は尻尾が上に向き足の裏に食い込みます。
寝ていても油断ならないこの攻撃力、半魚人ここにありって感じです。
半魚人の担当者もしてやったりといった所でしょうね。
第8位「蝶々」
蝶々の胴体部分をはじいてジャンプさせるという任天堂switchに匹敵する最高に面白い玩具。
今のご時世にこのギミックは逆に新鮮で、指先を動かして何かを動作させるという意味では任天堂LABOと全く同じですから。
任天堂LABOの開発者もこの蝶から着想を得たんじゃないですかね?
まぁこっちは5回で飽きるけど。
さて、こいつは一見マキビシ力が低めのザコに見えますが、裏返すとその牙を剝く危険生物です。
床との余白を生む突起物が上に向いたその時、悪魔の蝶が微笑む瞬間である。
普段は中途半端なジャンプをさせられているこの蝶だが、一度牙を剝けば人間をジャンプさせる脅威となり得るわけです。
第7位「恐竜シリーズ」
太古の地球では覇者だった恐竜も、今ではフエラムネの玩具になり果てかつての栄光は見る影もない。
しかし彼らの中に確かにある覇者の魂は決して色あせる事無く、人間のポジションを虎視眈々と狙うのだ。
足の裏から。
そいつはプテラノドン。
他の恐竜も横に転んでいれば中々なのだが、プテラノドンのソレは別格。
口ばしもさることながら後頭部が特に危険。
覇者の後頭部。
喉と口ばしで安定させた後頭部の三角形を天空に突き立て、無防備な愚か者の足裏を引き裂くのだ。
意識が飛ぶその瞬間、翼竜が舞う白亜紀の空が眼前に広がる筈だ。
第6位「指輪」
男の子用と女の子用に分けられているフエラムネの玩具、これは女の子用の方から出る代物。
我が家には花柄とクリスタル柄があるが、特にクリスタル柄が危険。
もはや足裏をえぐる為に開発されたとしか思えない形状で、鋭利な部分が上を向きやすく、安定したマキビシ力を誇る。
指輪をめぐる攻防はロードオブザリングかこれかってな具合。
第5位「昆虫シリーズ」
フエラムネの玩具にはゴムっぽいやや弾力のある材質とそうでない材質があるのですが、この昆虫シリーズはとにかく硬い材質で足裏を破壊する事に重点を置いたタイプです。
相手の体重を生かし攻撃へと転換する剛性で、刺殺されます。
足が刺殺されます。
第4位「謎スタンプ」
最初何に使うのかさっぱり分からなかった板状の物体。
どうやらスタンプらしいのだけど、材質は固いプラスチックなので綺麗に捺せる事は恐らくない。
それもそのはず、こいつはスタンプの名を借りたバトルマシーン。
足裏を突破する為だけに開発された感情を持たないバトルマシーンだからだ。
研究所では常に過激映像を見させられ、死と隣合わせの戦闘技術を叩き込まれたのちに出荷され、店頭に並んでいるその時から足裏をロックオンし続けている。
立てて良し、寝かせて良しの隙の無い形状はいつどこから足が来ても致命的な一撃を与える。
一切気を緩める事の無いこいつはかつてスタンプと呼ばれていたことを覚えてはいないが、目撃者によると、足裏を引き裂いた後には頬をつたう雫が光るという。
第3位「宝石」
怪盗ブラッククッキーマンの宝石を集めようというキャンペーンパッケージのフエラムネが稀にあり、その際に当たりとされる宝石がこれだ。
様々な形がありどれもえぐる様な一撃を加える恐怖の当たりなのだが、中でもこいつの形は殺人的。
殺人レベル5億カラットのデスジュエリー。
鋭利な先端部分と安定した床との接地面、全ての反作用は足裏に入り込み、中心部を破壊するに至る。
目撃者はその際に炸裂する光を見てデスジュエリーと名付けたそうだ。
怪盗ブラッククッキーマンという泥棒が盗んだものは、財宝なのか、はたまた世界の秩序そのものだったのか。
第2位「コマ」
竜巻を司る存在がいるとしたら、そいつはきっとこんな奴だろう。
通った後には何も残さない、いや、屍だけが荒野に累々とあるのみ。
こいつはただ刺すだけではない、刺した後は力を受け流し回転を加えてえぐる、最期に見る竜巻である事からいつしかこう呼ばれるようになった。
ジ・エンドオブ・サイクロン。
最期とは実にあっけないものだ。
まるでコマの回転がとまるあの瞬間のよう。
第1位「レジェンダリーデスジュエリー」
怪盗ブラッククッキーマンとは一体何者なのか、その正体を知る者はいない。
ただ一つ言える事は、奴は世界を破壊しうる力を持っているという事だけだ。
3位のデスジュエリーは世界に混沌をもたらしめた。
ならば1位のレジェンダリーデスジュエリーは世界を救うのか、はたまた終焉を呼ぶ輝きなのか。
より鋭利となった矛先は破滅の化身。
レジェンダリーデスジュエリーにとって、世界の存続などちっぽけで儚き取るに足らない"モノ"である事実を思い知らされる。
存在したければ祈れ。
我々に出来る事はもうそれしか残されていない。
なんだこの後半のテンション。