先日家に帰ると、長男の餃子君(5歳)が本を作ったから見てくれって言い出した。
おっけーおっけー。
子供の成長を感じるこういうのはほんと嬉しいよね。
一体どんな本を作ったのかな。
まずは表紙を見てみた。
太陽?
なんだろね。
太陽の本なのかな?
表紙ってさ、わりと大事な部分でさ、作家や出版社が頭を悩ませる所でもあると思うんだよね。
これは何が言いたいんだろうね。
ページを開けば分かるのかもしれない。
なるほど。
こいつはタフな戦いになりそうだぜ。
無数の青い筋と緑の点が2つ。
これはなんだ。
3Dなのか?
平行法かなんかで見れば浮き上がって来るのか?
「これは雨」
雨なのか。
いやでもこの緑の点はなんだ?
これが無ければ雨だってのは理解出来るんだが。
「それは次に書いたやつのインクが透けただけ」
今回は関係無かったみたいです。
こいつか。
この緑が貫通しやがったのか。
なんだ、誰なんだこいつは。
こいつのどこに過剰な筆圧が求められたと言うんだ。
「これは葉っぱだよ」
葉っぱなのか。
なるほど。
ひょっとしたら表紙の太陽で晴れを表現して、次の雨で植物が育つ。
この地球を大自然を表現しようという作品なのか。
しかしこの隣の青はなんだ。
ページが全て青で覆い尽くされている。
KinKi Kidsが言っていた青の時代とはこれの事だったのか?
「これは滝ね」
滝か。
あれだな、ちょっと甘くみてたんだけど、1ページ目のあの雨は思いの外降ってたんだな。
確かに2ページにまたいで雨が描かれていたもんな。
さぁ困ったぞ。
"この地球に降り注ぐ母なる太陽と雨の恵み。それはやがて緑を産んだ。あと、滝も産んだ。"
今ここね。
ここに来て謎の黄色と紫の物体ですよ。
これはさすがに解らんぞ。
「この黄色いのはレモンで、こっちはナス」
レモンとナス。
レモンは横置きで、ナスは縦置きなのかな?
プレイステーションみたいな?
でも何故!?
普段別にレモン好きでもナス好きでもないんだけどな。
"この地球に降り注ぐ母なる太陽と雨の恵み。それはやがて緑を産んだ。あと、滝も産んだ。先程の緑はレモンになったりナスになったりした。"
今のところこうですね。
ただね、もうページ無いのよ。
最後は裏表紙に絵が描いてあるので、それが事実上の最後でしょうね。
果たして完結に至るのでしょうか。
顔!?
ここでまさかの顔!?
でもここにも雨のようなものが描いてある。
これは何だろう。
この書籍は我々人類に何を求めているのか。
我々はどこへ、一体どこへ進めば良いのか!
それがここに描いてあるのならば、教えてくれ!
「これはね、お天気雨」
お天気雨。
"この地球に降り注ぐ母なる太陽と雨の恵み。それはやがて緑を産んだ。あと、滝も産んだ。先程の緑はレモンになったりナスになったりした。そしてその後、お天気雨になるのだろう。"
馬鹿…なのかな?