液体パパ

悲しんでいる人には更なる悲しみを、怒っている人には更なる怒りを与えるイラストを得意とするパパが子育てネタを中心にわりと変な記事を公開します。


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【子育て】図書館に行ったらスピリチュアルおじさんだと思われた話

危なげな子育てブログやってるぜつと申します。
宜しくお願いします。


あれですよあれ。
あれは何て言うのかな。
僕が小学生の頃に流行ったものなんで、20年以上前からあるんですけど。

当時は「3D」とかいう雑な呼び方してたんだけど、それが正式名称なのか分からなくて。

謎の模様が描かれた絵を凝視すると、文字やら別の絵やらが立体的に浮き出るようなやつ。

平行法と交差法の2種類の見方があって、最近では視力回復効果もうたわれていたりね。

分かります?
正式名称があるのかないのか、ふわっとしてるから何とも説明しようがなくって。


あれってさ、見える人には見えるんだけど、見えない人にはずっと見えなくて。
要はコツがいるんですよね。

たまたま家にあったその本に興味を示した長男君がさ、わりとあっさり見えるようになりまして。
ものの数分で。

長男の溢れんばかりの3Dの素養がすげーって思いまして。
この為に生まれてきたんじゃねーかってくらいの相性で。
3Dの申し子だと思って。


ほら、なんか長所は伸ばした方が良いみたいな話は聞くじゃないですか。
みんな口を揃えて長所は伸ばせーって言うじゃないですか。

これが長所なのかはさっぱり分かんないんだけど、伸ばせるもん伸ばしとこうって思って。
3Dパワー伸ばしとこうって思って。

図書館に似たようなの借りに行くことにしたんですよ。

ところが探しても探しても見つからなくて。

視力回復コーナーみたいのを調べてみても全く無かったし、児童書コーナーでも見当たらない。


いやさ、そもそもあれは何て言うジャンルなのか。
サイエンスコーナーには3D関連の本はあるんだけど、3Dプリンターとかポリゴンの本とかしか無くて。

そういうテクノロジーみたいな話じゃねーんだよな。
確かに何らかのテクノロジーっちゃあテクノロジーなのかも知れないけど、凝視すると浮き出てくる事があるっていう代物で。
3Dかどうかはこっちサイドに委ねられている部分が強くて。
放っておけば完全に2Dだから。


子供用の遊べる本的なコーナーでは、飛び出すトリックアートの秘密みたいな方向に持って行かれちゃう。
すぐそっちに持って行かれちゃう。
向こうはトリックアートの秘密を言いたくてしょうがねーんだ。

やめろ。
もうこれ以上トリックアートの秘密を僕に伝えようとするのをやめろ。
トリックアートの秘密はもうたくさんだ。


こんな調子だからさ、こりゃあもう聞くしかねーなって思ってさ、職員さんに。


僕と同世代か少し年上かなーってくらいの女性の職員さんを捕まえて聞いてみたんですよ。
ほぼ同世代だから分かるかと思って。


いやーこれが全然理解されねーの。


僕「あの、3Dって言ってて、こう、凝視すると絵が浮き出てきたりする」

職員「3Dですか…」

僕「そうなんです。見える人には見えるやつなんですけど」

職員「見える人には見える…ですか」

僕「20年くらい前ですが、そこそこ流行ったかなぁと思うんですけど」

職員「ちょっと検索してみたんですが、3Dプリンターとかではないですか?」


あー職員さんもそのパターンに陥ったかぁ。
違うんだよなぁ。
それじゃねーんだよ。
しかも20年以上前だからね。
そんなハイテクな話してねーんだよなぁ。

流行ったと思ったんだけど同世代でも意外と知らない人いるのね。


僕「3Dプリンターでは無くてですね。絵だけで、見える人は見つめるだけで浮き上がらせられるんですよ」

職員「見つめるだけで浮き上がらせられる…ですか…?」


この辺りで別の職員さんが応援に来てくれまして。


職員A「あ、○○さん。こちら3Dと呼ばれる見える人には見える絵をお探しのようなんですが…」

職員B「見える人には見える絵?」

僕「そうなんです。視力回復効果もあると言われているもので」

職員B「視力回復効果もある見える人には見える絵…ですか…」


ちょっとさ、そろそろあんまり見える人には見える絵の部分を連呼しないで欲しい感じするね。
スピリチュアルおじさんみたくなって来ちゃってるから。


職員B「3Dトリックアートの本ですか?」


違うんだよー。
あなたはそっちのパターンに陥ったかぁー。
こっちはさっきそこを通って抜けてきた所だから。

3Dトリックアートの秘密はもういらねーんだよ。
すぐ教えたがるその秘密はもうご馳走さまなんだよ。


僕「違うんですよねぇ。ええとですね、これですこれ。こんな感じの絵なんですよ」


ここで僕はスマホで画像検索しまして。
例の3Dの絵を見せたんです。


職員B「ええと…、これに何かが浮き出るんですか…?」


分かんねーかー。
これ見せても分かんねーかー。


職員A「これ見える人にはもう何かが見えているんですか?」


やめろ。
これ以上スピリチュアルおじさんにすんのやめろ。


職員B「視力回復の本でしたら6冊ほどあるのですが、このようなタイプのものはちょっと…」


やめろ。
このようなタイプって言うな。
このようなタイプのおじさんだと思うのやめろ。


結局最後まで全く理解されずじまいですよ。
多分あそこの図書館には一冊も無いんだろうな。

しかしあれを全く知らない人にどう説明すればいいのかほんと分かんない。
流行ってたのうちの母校だけかあれ。
多摩市だけか。